「鯉のぼり=カラフルで大きな屋外飾り」というイメージは、今や昔。近年では、ナチュラルカラーやシンプルデザインなど、インテリアにもなじむ“おしゃれな鯉のぼり”が注目されています。
この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、おしゃれな鯉のぼりの魅力や人気のタイプ、飾り方や選び方のコツまでをやさしく解説。省スペースでも楽しめるアイデアもたっぷりお届けします!
おしゃれな鯉のぼりが人気の理由
近年「おしゃれな鯉のぼり」が注目されているのは、単なるデザイン性だけでなく、家族の暮らしや価値観に寄り添ったスタイルとして選ばれているからです。
ライフスタイルに合わせやすい
マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方にとって、大型の屋外鯉のぼりは現実的に飾りにくいことも。そこで登場したのが、室内に飾れるコンパクトでおしゃれな鯉のぼり。飾りやすさと見た目の良さを両立しています。
インテリアになじむカラー&デザイン
白やベージュ、グレーといったニュアンスカラーや、木の温もりを感じる素材が使われた鯉のぼりは、北欧風・ナチュラル系のインテリアとも相性抜群。節句飾りに「季節感」+「統一感」を持たせたい方に人気です。
“自分たちらしい祝い方”を大切にする層に支持
見た目の派手さよりも、「こどものために選んだ」という気持ちや「日々の暮らしに合った節句スタイル」が重視される今、おしゃれな鯉のぼりは“家族らしいお祝いのかたち”を叶えてくれるアイテムとして選ばれています。
おしゃれな鯉のぼりの主なタイプ
シンプル&モノトーン系
白・グレー・黒などを基調にしたモノトーンカラーの鯉のぼりは、モダンインテリアや北欧風の空間と相性抜群。全体の色味を抑えることで、シルエットや素材の質感が引き立ちます。
ちりめん・フェルトなど手作り感のある布製
やわらかな風合いが魅力の布製タイプ。特にちりめん素材やフェルト仕立ては、温かみと可愛らしさが両立していて、卓上や壁掛けにもぴったりです。
アート感あるデザイナーズ系
有名作家や工房とのコラボ鯉のぼりも人気です。幾何学模様や抽象柄など、「見せる節句飾り」として飾れるインテリア性の高いデザインが揃います。
おしゃれな鯉のぼりの選び方
たくさんの種類がある「おしゃれな鯉のぼり」。デザインに注目しがちですが、飾る場所・素材・飾り方なども意識して選ぶと、より満足度の高い節句飾りになります。
飾る場所・スペースに合わせて
リビング・玄関・子ども部屋など、どこに飾るかをイメージしましょう。スタンド付きの卓上タイプ、壁掛けのタペストリー、吊り下げモビールなど、限られたスペースでも楽しめる種類が豊富です。
- リビングに映える木製スタンドタイプ
- 狭い玄関にも飾れる壁掛け・のれんタイプ
- 天井やカーテンレールに吊るせる軽量モビール
お部屋の雰囲気と合わせた色・素材を選ぶ
北欧風・和モダン・ミニマルなど、インテリアテイストに合わせると、自然と空間になじみやすく、長く飾りたくなる鯉のぼりになります。
- ナチュラル好きなら生成り・木綿・リネン系
- すっきり感を出したいなら白〜グレーのモノトーン系
- かわいさ重視ならフェルトやちりめん素材も◎
耐久性やお手入れのしやすさもチェック
屋外に飾る場合は撥水加工・UVカット素材など、耐候性のある鯉のぼりを選ぶのがおすすめ。室内用でも、ホコリが付きにくい生地や、お手入れしやすい素材だと扱いやすいです。
おしゃれな鯉のぼりの飾り方とお手入れ
飾る時期と場所
4月上旬〜中旬に飾り始めて、5月5日まで楽しむのが一般的です。直射日光や湿気を避けた場所で、小さなお子さまやペットの手が届かない高さに飾るのが安全です。
お手入れと収納のコツ
- 使用後はやわらかい布でホコリを払う
- 濡れた場合は陰干ししてしっかり乾燥
- 乾燥剤・防虫剤と一緒に収納
▼▼鯉のぼりの飾り方・片付け方の詳細はこちら▼▼

おしゃれな鯉のぼりの楽しみ方アイデア
SNSや家族写真に活用
リビングに飾った鯉のぼりを背景に、お子さまとの記念撮影を楽しむ方も増えています。「#おしゃれこいのぼり」などのタグで季節感をシェアしてみても◎
五月人形と並べて飾る
同系色の兜や名前旗などと並べると、統一感のある華やかな節句ディスプレイが完成します。インテリアにこだわる方に特におすすめの楽しみ方です。
子どもと一緒に飾り付け
ポールを立てたり鯉の順番を考えたり、お子さまにとっても良い経験になります。自分で飾った鯉のぼりには、より愛着がわきますよ。
まとめ|おしゃれな鯉のぼりで自由に楽しもう
鯉のぼりには、子どもの健やかな成長や幸せを願うという、昔からの大切な意味があります。でも、その飾り方やデザインは時代とともに少しずつ変化し、今では暮らしに合わせて自由に選べる節句飾りになっています。
シンプルでモダンな鯉のぼり、ナチュラルカラーの室内飾り、コンパクトで飾りやすい卓上タイプ…。どれも「家族の時間を大切にしたい」という気持ちが込められていることに変わりはありません。
ぜひご家庭のスタイルに合った“おしゃれな鯉のぼり”を見つけて、思い出に残る端午の節句を迎えてくださいね。


