5月5日の端午の節句は、子どもの健やかな成長を願う大切な行事。近年では、住宅事情から「屋外ではなく、室内で飾れる鯉のぼり」を選ぶご家庭が増えています。
この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、インテリアにもなじむ「室内用鯉のぼり」の魅力や種類、飾り方や選び方のポイントを詳しくご紹介。省スペースでも華やかにお祝いできるアイデアが満載ですよ。
室内用鯉のぼりが人気の理由
限られたスペースでも季節感が出せる
室内用鯉のぼりは、リビングや玄関のちょっとしたスペースにも飾れるコンパクトサイズ。スタンドタイプ・壁掛け・吊り下げ式など種類も豊富で、住環境を選びません。
天候に左右されないから安心
室内で飾れば、雨風による劣化の心配もなく、長く美しく飾れるのがメリット。お手入れも簡単で、収納スペースも少なく済みます。
インテリアとしても楽しめる
近年は、和モダンや北欧風のインテリアに合うデザインも人気。季節感のあるインテリア雑貨としても映えるので、飾るだけでお部屋が華やぎます。
室内用鯉のぼりのタイプ別おすすめ
スタンドタイプ
卓上や棚に置けるコンパクトサイズで、玄関・リビング・子ども部屋など、場所を選ばず手軽に飾れるのが魅力。複数の鯉が連なるタイプや名入れできるタイプもあります。
吊り下げ・モビールタイプ
天井や壁に吊るして飾るタイプ。ゆらゆら揺れる動きが特徴で、立体感のある空間演出ができるのがポイントです。軽量素材なので安全性も高め。
タペストリー型
壁に掛けるタイプの鯉のぼり。ちりめんや刺繍を使った和風デザインもあり、洋室にも合わせやすいおしゃれな節句飾りとして人気です。
飾る前にチェックしたい選び方のポイント
室内用鯉のぼりは種類が豊富だからこそ、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いはず。飾る前にチェックしておきたい、選び方の3つの基本ポイントを詳しく解説します。
飾る場所に合わせた「サイズ」と「形状」
まずは、どこに飾るかをイメージすることがスタート地点。サイズが合わないと飾れなかったり、圧迫感が出てしまうこともあるため、事前に寸法を測っておくと安心です。
- 玄関・リビング棚の上:スタンドタイプやミニサイズの卓上型が◎
- 壁やドア:タペストリーやウォールステッカー型が省スペースでおすすめ
- 天井スペース:吊り下げタイプ・モビール型で立体的な演出を
- 窓際:光を取り入れた飾り方が可能(ただし直射日光には注意)
お部屋に合わせた「デザイン」と「色合い」
次に注目したいのが、鯉のぼりのデザイン。お部屋のテイストに合ったものを選べば、節句飾りとしてだけでなく、インテリアの一部としても楽しめます。
- 和室:ちりめん素材や刺繍入りの落ち着いたデザイン
- 北欧風・ナチュラルインテリア:モノトーンやパステル系のシンプルな鯉のぼり
- リビング中心:家族がよく集まる場所には、華やかで存在感のあるものも◎
セット内容や機能をチェック
見た目だけでなく、セット内容や仕様も確認しておくと安心です。どんなパーツが含まれているか、付属品が必要かなどを事前にチェックしましょう。
- 吹き流し・矢車付き:屋外飾りのような雰囲気を再現できる
- 名入れ対応:お子さまの名前や誕生日を入れて記念に残せる
- 収納箱付き:シーズン後の保管がラクになる
- 手作り・職人仕上げ:伝統工芸の技を感じたい方におすすめ
予算感を知って選びやすく
室内用鯉のぼりは、素材やブランドによって価格帯も幅広く展開されています。
- 5,000円以内:シンプルな卓上ミニタイプや吊り下げ型
- 5,000〜15,000円:デザイン性の高い中型商品やセットタイプ
- 15,000円以上:名入れ・職人手作り・ブランド鯉のぼりなど
もっと楽しむ!鯉のぼりアレンジアイデア
SNS映えする飾り方
窓辺や棚に鯉のぼりを飾り、花や小物を添えると一気に華やかに。「#鯉のぼり室内」「#端午の節句」で写真をシェアするのもおすすめです。
親子で一緒にデコレーション
軽くて安全な素材なら、子どもと一緒に飾りつけを楽しむことも。パステルカラーや名前シールなどでオリジナリティを加えても◎。
他の節句飾りと組み合わせる
室内用鯉のぼりは、五月人形や名前旗と一緒に飾るとより華やか。節句デコレーションをトータルで楽しみましょう。
まとめ|室内用鯉のぼりで手軽に季節を楽しもう
限られた空間でも端午の節句をしっかり楽しめる室内用鯉のぼり。飾り方や選び方を工夫することで、お部屋に季節感と華やかさを添えられます。
今年は「室内用鯉のぼり」で、自分たちらしいお祝いスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか?



