鯉のぼりのポール設置ガイド|立て方や選び方も解説

鯉のぼり

端午の節句を彩る鯉のぼり。近年は庭だけでなく、ベランダや室内でも飾れるようになり、さまざまな飾り方が選ばれています。

なかでも「鯉のぼり ポール 立て方」と検索される方の多くは、「どんなポールを使えばいいの?」「どうやって立てるの?」という疑問を抱えているようです。

この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、鯉のぼりのポールの選び方や種類、立て方の基本、設置場所別のポイント、安全な飾り方までをやさしく解説します。
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鯉のぼりのポールとは?

ポールは、鯉のぼりや吹き流しを掲げるために欠かせないパーツです。口元に竿を通したり、矢車を取り付けたりして、風を受けて泳ぐ美しい姿を演出するための土台になります。しっかりとしたポールを使えば、鯉がバランスよくなびき、見た目も本格的に

設置場所やサイズに合ったポールを選ぶことで、風に負けない安定感と安全性を確保できます。

鯉のぼりのポールの種類と選び方

伸縮式ポール

複数のパーツを伸ばして長さを調整できるポールです。使わないときはコンパクトに収納でき、お庭での設置に最もよく使われているタイプです。

  • 高さは2m〜10m以上までバリエーションあり
  • スライド式で設置が簡単
  • 支柱穴や専用スタンドが必要な場合も

分割式(継ぎ足し式)ポール

数本のパイプをつなぎ合わせて使うタイプ。丈夫な金属製(ステンレス・アルミ)が多く、長く使いたい方におすすめです。

  • 長さを調整しやすく、収納性も良好
  • 接合部が緩まないよう注意が必要

スタンド一体型ポール

省スペースでも飾れるのが魅力。マンションのベランダや室内用に最適です。水や砂を入れて重りにできるスタンド付きのため、工具いらずで設置できます

  • ポールの高さは1.5〜3m程度が一般的
  • ベランダやリビングでも手軽に使える

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鯉のぼりポールの立て方【場所別ガイド】

ポールの立て方は、設置場所によって大きく異なります。お庭・ベランダ・室内など、それぞれの環境に合った方法を選ぶことが、安全で美しい飾り方の第一歩です。

庭に立てる場合

庭にスペースがあるご家庭では、地面にポールをしっかりと固定する方法が一般的です。屋外用ポールの多くは2m〜10m以上と大型なので、安定性が何より大切です。

  • 差し込み式:柔らかい土であれば、直接地面に差し込むだけでもOK
  • 埋め込み金具付き:地面に金具を打ち込み、そこにポールを差し込むとより安定
  • コンクリートの庭:ポール用の専用スタンド(土台)を使い、重りで固定

設置前には地中に水道管や電線がないかを確認しましょう。自治体の指示がある場合はそちらに従ってくださいね。

特に背の高いポールの場合、補助ロープで四方から引っ張ってテンションをかけると転倒・倒壊防止となりさらに安心。杭を打ち込んで固定する方法もあります。

鯉のぼり 万能スタンド

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支柱に鯉のぼりポールを差してお使いいただける万能型スタンド。お庭や玄関先、ベランダなどに、簡単組立で手軽に設置ができ、移動も楽に行えます。

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ベランダやバルコニーに設置する場合

マンションやアパートなどの集合住宅では、壁や手すりを活用するコンパクトな設置方法が主流です。賃貸の方でも、壁を傷つけずに飾れる方法があります。

  • クランプ固定型:手すりに挟んで設置。工具不要で安心感◎
  • スタンド型:水や砂を入れて重しにするタイプ。設置がラクで移動も簡単
  • つっぱり式:上下を突っ張ってポールを固定するタイプ。室内設置でも活用可

ポールの長さは2〜3m前後が目安。長すぎると不安定になったり、近隣への配慮が必要になることもあるので注意しましょう。

風の強い日は「低め+短め」で安全第一

ベランダ設置では、強風による倒壊リスクを考え、鯉のぼりを短めにしたり、ポールを伸ばしすぎないなどの工夫が大切です。

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ベランダ用 鯉のぼり

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室内で飾る場合

最近では、お部屋の中で鯉のぼりを楽しむご家庭も増えています。小さなお子さまがいても安心して飾れるのが室内の魅力です。

  • 卓上スタンドタイプ:飾り棚やカウンターに置いて季節感をプラス
  • 床置きタイプ:高さ1〜2mほどの室内用ポールで、和室やリビングにも◎
  • 吊り下げ式:天井フックやカーテンレールに固定して飾るスタイル

転倒や引っ掛け防止のため、設置場所はなるべく壁際に。ペットや小さなお子さまの手が届かない場所を選びましょう。

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鯉のぼり 室内用

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ポール設置後に気をつけたいこと

鯉のぼりのポールを立てたあとも、安心して楽しむためにはいくつかの注意点があります。設置したそのまま放置せず、こまめな点検と対策が大切です。

風や天候に注意して様子をこまめにチェック

鯉のぼりは風になびいてこそ美しいものですが、強風や突風が吹く日は注意が必要です。

  • 風速7〜8m以上の強風時は鯉のぼりをいったん取り外す
  • 日中は出して、夜間は巻いておくと安全
  • 雨の日は水分を吸って重くなり、ポールへの負担が増加
日々の天気予報をチェックして、「今日はどうする?」の判断を家族で共有しておくとスムーズです。

定期的にポールや固定具を点検する

ポールがグラついたり、傾いていないかをこまめに確認しましょう。

  • 継ぎ目が緩んでいないか、ネジや金具が外れていないか
  • スタンドの水が蒸発して軽くなっていないか
  • 地面に埋めた金具が浮いていないか
「なんとなく傾いてるかも?」と感じたら、すぐに調整するのが事故防止につながります。

設置場所の安全性を見直す

ポールが倒れた場合を想定し、周囲にガラス窓・車・通行人がいないかを再確認しましょう。

特に大きめの鯉のぼりやポールは、広い空間にゆとりを持って飾るのが理想です。

鯉のぼりの状態もチェック

鯉のぼり本体にも時々目を向けてあげましょう。

  • 糸が切れかけていないか
  • ほつれや破れが出ていないか
  • からまりやねじれが起きていないか

こまめなチェックで、長くきれいに使える&次の年も安心です。

ポールの設置は「立てたら終わり」ではありません。天候や周囲の状況に合わせてこまめにチェックし、安全第一で鯉のぼりを楽しみましょう!

まとめ|鯉のぼりのポール設置は場所と安全性がカギ

鯉のぼりを飾る際には、ポール選びと設置方法が成功のポイント。伸縮式やスタンド付き、素材や高さもさまざまなので、お住まいに合ったものを選んで安全に飾りましょう

風になびく鯉のぼりは、お子さまの健やかな成長を願うシンボル。ポールの正しい立て方を知って、端午の節句を家族で楽しくお祝いしてくださいね。

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