2026年の雛人形はいつ出す?飾る日&片付け日をわかりやすく解説!

雛人形

「今年は雛人形、いつ出せばいいの?」と迷ったら、まずは暦や六曜の並びをチェックするのがおすすめです。2026年は雨水が2月19日(木)、ひな祭り当日の3月3日(火)は先勝。前年と比べて日並びが少し異なり、飾り始めの候補日も変わってきます。

この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、2026年に雛人形を飾るのにおすすめの日や、縁起の良い日取り、飾り方・収納のポイントなどをやさしく解説します。

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2026年版|飾りやすいおすすめ日ランキング

2026年は「立春(2月4日)」「雨水(2月19日)」といった季節の節目に加えて、六曜や週末のバランスを踏まえて飾り始める方が多い傾向にあります。
飾りやすさ・縁起・準備のしやすさを総合して、おすすめの日をランキング形式でご紹介します。

  1. 2月18日(水)大安
    → 雨水の前日で「春の訪れ」を感じられるタイミング。大安と重なるため、気持ちよく飾り始められる吉日です。
  2. 2月24日(火)大安
    → 雛祭りのちょうど1週間前。ゆとりを持って飾り、撮影やお祝い準備もスムーズに進められます。
  3. 2月19日(木)雨水
    → 「雨水(うすい)」とは、二十四節気のひとつで雪が雨に変わり始める頃。「この日に雛人形を出すと良縁に恵まれる」ともいわれ、伝統を大切にするご家庭に人気の飾り日です。
  4. 2月12日(木)大安
    → 比較的早い時期ですが、「早めに出して長く楽しみたい」という方にはぴったり。週末準備にもつなげやすいタイミングです。
  5. 3月3日(火)先勝(ひな祭り当日)
    → 当日朝に飾る“ギリギリ派”にも人気。特別な日に飾ることで記念に残したいという方もいます。
  6. 2月15日(日)友引
    → 週末かつ吉日。家族でゆったり準備したい方におすすめです。
  7. 2月6日(金)大安
    → 「節分明け」の落ち着いた時期で、入園準備前に早めに取りかかりたい方にぴったりです。
ちなみに、「立春(りっしゅん/2月4日頃)」も暦のうえでは春の始まりとされる節目。「節分が終わったら雛人形を出す」という考え方も昔からあります。
また、六曜(大安・先勝など)は吉日を選ぶ目安とされていますが、最近では「気にしすぎない」というご家庭も増えています。

飾る前にチェックしておきたいこと

雛人形を飾る準備を始める前に、次のポイントを確認しておくと安心です。

設置場所の確認

安定した場所に置き、直射日光や湿気を避けましょう。東や南向きが好まれる傾向もありますが、風通しと安全性を優先してください。

床の保護

フローリングや畳の上に直接置く場合は、フェルトマットなどを敷いて傷や湿気を防ぐのがおすすめです。

飾りの演出

菱餅・ひなあられ・白酒などを一緒に飾ると、雛祭りらしい華やかさがアップします。お子さまと一緒に選ぶのも楽しいですね。

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雛人形のタイプ別メリットと選び方のポイント

住まいやライフスタイルに合った雛人形を選ぶと、飾る楽しさもぐっと増します。ここでは、代表的なタイプとその特徴をご紹介します。

七段飾り(十五人飾り)

圧倒的な存在感と豪華さを誇る昔ながらの伝統スタイル。人形の数が多く、収納や飾るスペースが必要ですが、「ひな祭りらしさ」を存分に楽しめます。

▶ 七段飾りの雛人形を見る

親王飾り(平飾り)

お内裏様とお雛様だけのシンプルな構成。省スペースでも飾りやすく、伝統と現代のバランスを重視したご家庭に人気です。

雛人形 親王飾り

【おすすめ商品】省スペースで人気!親王飾り雛人形

人形師 松玉作の親王飾り。お殿様に大柄の八重桜、お姫様にも全体的に桜を散りばめられており、春の香りが漂う装いです。

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ケース飾り

ガラスやアクリルケースに入ったタイプで、ホコリが入りにくく、手入れが簡単。小さなお子さまやペットがいるご家庭でも安心です。

雛人形 ケース飾り

【おすすめ商品】お手入れしやすい!ケース飾り雛人形

ひなまりシリーズから可愛らしいケース飾りをご紹介。木製の風合いが美しいケース飾りで、和洋どんなイメージのお部屋にも調和します。

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収納飾り

飾り台がそのまま収納箱になっているタイプ。飾り終わったらまとめて片付けられるので、忙しいママパパの心強い味方です。

雛人形 収納飾り

【おすすめ商品】片付け簡単!収納飾り雛人形

人気作家 幸一光の収納飾り雛人形。桜の蒔絵をあしらった朱塗の飾り台は、収納箱としてお使いいただけます。

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地域によって違う雛人形の飾り始め時期

「雛人形はいつ出す?」という疑問には、実は地域ごとの習慣も大きく関係しています。

寒冷地では遅めが主流

北海道などの寒い地域では、旧暦の3月3日(新暦4月3日)を「桃の節句」とするところも。寒さが和らぐ3月中旬ごろに飾り始める家庭が多く見られます。

暖かい地域では早めにスタート

九州地方などでは、立春(2月4日頃)を過ぎるとすぐに商店街や家庭で雛人形が飾られ始めます。地域の風習や気候によって、節句の準備期間にも差が出ます。

お引越しや結婚で地域が変わった方は、地元の習わしや祖父母の意見も参考にしながら「自分たちに合ったタイミング」で準備を進めてくださいね。

片付けはいつ?3ステップ収納術

片付け目安は雛祭り翌日(3月4日)〜啓蟄(3月5〜6日)です。

  1. 羽根はたきで優しくホコリを払い、柔らかい布で仕上げ拭き。
  2. 半日陰干しして湿気を十分に飛ばす。
  3. 防虫剤・乾燥剤・シリカゲルを入れて収納箱へ。

収納飾りタイプなら箱に戻すだけで完了。忙しい共働き世帯でも10分程度で片付けられます。

雛人形をもっと楽しむ!家族でできる+αアイデア

雛人形を飾るだけでなく、家族みんなで楽しめる工夫を取り入れると、より思い出に残る節句になります。

    1. 折り紙で手作りの雛人形を作る
      お子さまと一緒に作った折り紙雛を壁に貼って飾れば、お部屋が一気に華やかに。
    2. 飾りつけの様子を写真や動画で記録
      祖父母に見せたり、毎年の変化を記録したりして、節句の思い出を形に残しましょう。
    3. ひな祭りメニューを一緒に作る
      ちらし寿司や蛤のお吸い物、ひなあられなどを親子で準備するのも楽しい行事体験に。
    4. ひな祭りにまつわる絵本を読む
       日本の季節行事を学べる絵本を読み聞かせながら、伝統行事への理解を自然に育てられます。

よくある質問|雛人形を飾るタイミングについて

ここでは、「雛人形はいつ出すべきか?」にまつわる、よくある疑問をまとめました。

前日や当日に出しても大丈夫?

もちろんOKです。ただ、当日に慌てて出すと準備や飾りつけがバタバタしやすいため、2月中旬〜下旬までに飾っておくのがおすすめです。

「大安」にこだわるべき?

大安は「すべてに吉」とされる日ですが、六曜(大安・仏滅など)は本来、参考程度の民間信仰です。気になる場合は大安を選んでもよいですが、最終的には家族の都合を優先しましょう。

片付けのタイミングに決まりはある?

雛祭り(3月3日)の翌日〜啓蟄(3月5〜6日頃)を目安にする家庭が多いです。「婚期が遅れる」という俗信もありますが、あくまで迷信なので心配不要です。

節分や立春との関係はある?

節分(2月3日)を過ぎると、暦の上で春が始まる「立春(2月4日)」に入ります。立春〜雨水(2月18〜19日頃)までの間に出すと縁起が良いとされています。

予定が合わないときはどうすれば?

家族の予定が合わなかったり、忙しかったりする時は、無理をせず「飾れるときに飾る」で大丈夫です。家族の笑顔が一番の吉日ですからね。

まとめ|2026年の雛人形は“気持ちよく飾れる日”を選んで

雛人形は、女の子の健やかな成長と幸せを願う大切な伝統行事。いつ出すか、いつ片付けるか――気になる点は多いですが、いちばん大切なのは「家族が気持ちよく準備できるタイミング」で飾ることです。

● 飾り始めの目安は 立春〜雨水(2月4日〜19日頃)
● 2026年は 2月18日(水)大安 や 2月24日(火)大安 が人気候補
● 片付けは 3月4日以降〜啓蟄(3月5〜6日頃) が目安
● 六曜は気にしすぎず、家族の予定と気持ちを優先
● 正しい保管で、雛人形は次世代へも大切に引き継げます

今年も雛人形とともに、心あたたまる桃の節句をお迎えください。

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