久月の雛人形｜受け継がれる美と選び方を解説

久月（きゅうげつ）といえば、日本を代表する節句人形ブランドのひとつ。初節句を迎えるご家庭にとって、どの人形を選ぶかは悩ましいですよね。

この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、節句人形の老舗「人形の久月」の魅力や雛人形の選び方のポイントをやさしく解説します。
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人形の久月とは｜江戸時代から続く老舗ブランド

久月のルーツは天保6年（1835年）。創業から約190年にわたり、伝統を大切にしながら、時代の変化にも柔軟に対応してきた節句人形の老舗ブランドです。
技術と芸術性にこだわった雛人形は、華やかさと品格を兼ね備えており、長く愛される理由もうなずけます。

久月の雛人形は、昔ながらの七段飾りや格式ある段飾りだけでなく、近年はモダンテイストの平飾りや収納飾りも豊富。
マンション住まいの方や洋室に飾りたい方にもぴったりのラインナップがそろっています。

現代の住空間にも調和する、銘木シリーズ「松」です。間口40cmとコンパクトな飾り台は、収納箱としてお使いいただけますので、オフシーズンにはこの中にお人形などをしまい、省スペースで保管していただけます。

「衣の糸一本」にまでこだわり抜く久月の雛人形。その精緻な仕立てと配色バランス、全体の調和が取れたデザインは、一体一体に職人の技術と想いが込められていることを物語っています。

さらに、久月では「現代の名工」や「伝統工芸士」などの称号を持つ作家たちが多数在籍。個性ある名匠たちが、子どもたちの健やかな成長を願い、心を込めて雛人形を作り上げています。

久月の人形づくりの信念は、「人形は心の和を創造するもの」。

雛人形は子どもを怪我や病気から守るために飾るものです。そのため、子どもが何歳になっても飾り健やかな成長を祝うことができるように、飽きのこないバランスの取れたデザインが追求されています。
一目惚れしたお顔に出会えたときの喜びは、お子さまだけでなくご家族にとっても一生の思い出になるでしょう。

まずは飾る場所をイメージすることが大切です。

久月の雛人形には、床の間や広いリビングにぴったりな本格的な七段飾りや五段飾りのほか、リビングボードや棚の上にも飾れるコンパクトタイプも豊富にそろっています。
飾るスペースの寸法をあらかじめ測っておくと、選ぶ際に迷いにくくなりますよ。

「クラシカルで伝統的な雰囲気を大切にしたい」「洋室にも合うモダンなデザインが好み」など、デザインで選ぶのもおすすめです。

たとえば人形の久月とタカラトミーのコラボで誕生した「リカちゃん雛人形」は、遊び心のある可愛らしいデザインが魅力。お子さまだけではなく、親御さん世代にとっても懐かしさを感じられる、大人気シリーズです。

【人形の久月×タカラトミー】当店オリジナルデザインです。一般的なおひなさまにひけをとらない、本格志向でありながら、愛らしい「リカちゃんのおひなさま」で、お子様の一生に一度の特別な春をお祝いしてください。

また、グレージュやくすみカラーなど、今どきのインテリアにマッチするモダンテイストの雛人形も増えています。落ち着いたトーンでまとめられた衣装や飾り台は、ナチュラルなリビングや北欧風のインテリアにもよくなじみます。

久月の雛人形は、手頃な価格のものから職人技が光る高級モデルまで、価格帯の幅が広いのも魅力です。
ご予算の上限を決めておくと選びやすくなりますが、「少しだけ背伸びして、長く大切にしたい一体を選ぶ」という考え方もおすすめです。

雛人形は毎年飾るものだからこそ、飽きのこない雛人形を選びたいものです。実はそのために大切なのが、「最初に見ていいなと思ったかどうか」という第一印象なんです。

久月では、顔立ち・衣裳・色合い・全体のフォルムなど、見た目の調和とバランスをとても大切にしています。たとえば、殿の胸元が正三角形、姫が二等辺三角形になっていると、見た目に美しいと感じやすく、飾ったときの安定感にもつながります。

また、衣装の仕立てがきちんとしていて、着付けがだらしなく見えないことも長く愛せるポイントです。

見比べたときに「この子がいいな」と感じた雛人形は、きっと何年経っても見るたびにその気持ちを思い出させてくれる存在になります。

久月の雛人形は、歴史のあるブランドならではの確かな品質と、多彩なデザイン展開で、毎年多くのご家庭に選ばれています。
大切なお子さまの初節句に、久月の雛人形で家族の思い出を華やかに彩ってみてください。

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