春の訪れを感じる頃になると、「雛人形 ちりめん」という言葉が注目を集めます。中でも京都の和雑貨メーカー「リュウコドウ」が手がけるちりめん雛人形は、やさしい布の風合いとコンパクトさで、初節句を迎えるご家庭から高い支持を得ています。
この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、ちりめん雛人形の魅力や特徴、リュウコドウというブランドの紹介、選び方のポイントまでをやさしく解説します。
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ちりめん雛人形|リュウコドウの特徴とは?

リュウコドウは京都に本社を構える老舗和雑貨メーカー。ちりめんを使った雛人形は、かわいらしさと和の上品さをあわせ持ち、布製ならではの軽さと扱いやすさが魅力です。
はじめての雛人形としてはもちろん、すでに段飾りをお持ちの方が“2個目”として選ぶケースも増えています。
たとえば、床の間に段飾りを置き、玄関やリビングにリュウコドウのコンパクトな雛人形を飾るという飾り分けを楽しむ方も。また、長女には本格的な段飾り、次女にはやさしい雰囲気のちりめん雛を選ぶなど、姉妹で雰囲気を変えて選ぶというご家庭もあるようです。

ちりめん雛人形の魅力とは?
ふんわりとした優しい風合い
ちりめん素材の雛人形は、まるで和布のぬくもりがそのまま形になったような、やさしい雰囲気が魅力です。一般的な木製や陶器製とは異なり、手に取った瞬間に感じるやわらかさは、お子さまにも安心。「本格的な雛人形の顔立ちはちょっとこわいかも…」という方にも、ちりめんなら抵抗なく楽しめたという声もあります。
また、コロンとした可愛らしいフォルムや、華やかだけど派手すぎない上品な色づかいは、リビングや洋室のインテリアにもすっとなじみます。毎年のお祝いが楽しみになるだけでなく、来客時にも「素敵ね」と話題になること間違いなしです。

省スペースで飾りやすい
コンパクトながら存在感があり、玄関・テレビボード・カウンターの上など、少しのスペースで気軽に雛祭りの雰囲気を楽しめるのも、ちりめん雛人形の大きな魅力です。ぼんぼりに灯りがつくモデルもあり、夜にはふんわりとした明かりが家族のだんらんを照らしてくれます。
飾り台や屏風がセットになっているものも多く、届いてすぐに飾れる手軽さも嬉しいポイント。雛人形は「飾るのが大変そう…」という不安をお持ちの方にも、自信を持っておすすめできます。

リュウコドウの雛人形を選ぶポイント

リュウコドウの雛人形は、デザインやサイズ、セット内容のバリエーションがとても豊富。だからこそ、自分の家庭にぴったりの一体を見つけやすいのが魅力です。
まずは飾る場所を想像し、サイズや雰囲気から絞り込んでみましょう。小さな棚やシューズボックスの上にちょこんと置けるタイプもあれば、少し広めのスペースで堂々と飾れる平飾りタイプもあります。パステルカラーでやさしい印象のデザインや、落ち着いた古典柄など、色や雰囲気も選び放題。
さらに注目したいのが、ひとつひとつ職人の手作業で丁寧に作られているという点。同じ商品でもお顔の表情が微妙に異なるのは、手作りならではの特別感です。
世界に一つだけの表情が、子どもの成長をそっと見守ってくれるようで、大切な贈り物にぴったりですね。
▶ リュウコドウの雛人形を見る
● コンパクトでも華やか!灯り付きモデルも人気
● 2つ目の雛人形としてもおすすめ。玄関や寝室にも飾りやすい
飾るとき・しまうときの注意点
直射日光と湿気は避ける
布製の雛人形は湿気に弱く、色あせしやすい素材。飾るときは窓際や加湿器のそばを避け、除湿剤などで湿度を調整すると安心です。
やわらかいブラシでほこりをオフ
しまう前には、やわらかい布やブラシでほこりを払ってから収納しましょう。陰干しで湿気を飛ばすのも忘れずに。
防虫・乾燥対策も忘れずに
専用の無香料防虫剤や乾燥剤を一緒に入れておくと、次の年も安心して使えます。
まとめ|ちりめんの雛人形で、春の彩りを
ちりめん素材の雛人形は、温かみのある風合いとコンパクトなサイズ感で、初めての節句にもぴったりです。中でも京都のリュウコドウが手がける作品は、上品で可愛らしく、洋室にも馴染みやすいデザインが魅力。
- やわらかい布素材で小さなお子さんにも安心
- 省スペースでも華やかに飾れる
- 和モダンなデザインでどんな部屋にも合う
ちりめん雛人形が春を彩る家族の大切な思い出になりますように。ぜひお気に入りを見つけて、やさしい春支度をはじめてみてください。


