吉徳(よしとく)は長い歴史と信頼を持つ雛人形の老舗ブランドです。お子さまの初節句を迎えるご家庭にとって、どんな雛人形を選ぶかは大切なテーマですよね。
この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、吉徳の雛人形がなぜ選ばれ続けているのか、その魅力や選び方をやさしく解説します。
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吉徳とは?|“顔がいのち”を貫く老舗の誇り

吉徳(よしとく)は、享保年間(1700年代前半)に江戸で創業した老舗の人形店です。300年以上の歴史を持つこのブランドは、「顔がいのちの吉徳」のキャッチコピーでも広く知られています。
吉徳が大切にしているのは、単なる人形づくりではなく、“心”を映す表情へのこだわり。お子さまの健やかな成長を願うご家族の想いや、贈る人のぬくもりを人形の顔に映し出す──だからこそ、「人形は顔がいのち」という姿勢を一貫して貫き守り続けています。
- 創業300年以上の歴史あるブランド
- 顔立ちや仕立てに徹底したこだわり
吉徳の雛人形の魅力とこだわり
一体一体、表情が違う“顔がいのち”のこだわり
吉徳の雛人形といえば、やはり「顔がいのち」。職人の手作業で丁寧に仕上げられたお顔は、それぞれに微妙な違いがあり、見れば見るほど愛着がわいてきます。
上品でやさしい表情は、赤ちゃんや小さなお子さまのそばに置いても安心感があり、「この子のためのお人形」という実感を持たせてくれます。
現代の暮らしに寄り添う豊富なラインナップ
昔ながらの七段飾りや豪華な段飾りに加え、最近ではコンパクトタイプの収納飾りやケース飾り、モダンでナチュラルな雰囲気のお部屋にもなじむ雛人形など、吉徳では多彩なラインナップが展開されています。
「飾りやすさ」や「片付けの手軽さ」といった、現代の暮らしにフィットする工夫も随所に見られ、共働き家庭やマンション暮らしのご家庭にもぴったりです。
【おすすめ雛人形】グレージュのケース入り雛人形
衣裳は淡雪から桜がのぞくような、白~ピンク色のグラデーションの重ねで仕立てています。古典的なお雛様のスタイルを因襲しつつ、現代的な優雅さを取り入れたモダンなデザインは、洋室にもぴったりの雛人形です。
有名ブランドと歴史ある信頼感
吉徳の雛人形は、創業300年以上の歴史と伝統を持つ老舗ブランドとして、百貨店や専門店など全国の幅広い店舗で長年取り扱われてきた実績があります。「信頼できるメーカーのものを贈りたい」という方にも、安心して選ばれているのが吉徳の魅力です。
また、万が一の際には、修理や部品交換などの対応を相談できるケースもあり、「長く飾りたい」という想いに応えてくれる体制が整っている点も心強いですね。
吉徳の雛人形を選ぶポイント
まず注目したいのがお顔立ち
吉徳の代名詞ともいえる「人形は顔がいのち」という言葉の通り、表情には作り手の想いや繊細な技術が込められています。実際に複数のお人形を見比べてみると、ほんの少しの目元や口元の違いでも印象が異なり、「この子がいいな」と感じるお顔にきっと出会えるはずです。
家族のライフスタイルや好みに合わせて
「伝統的な雰囲気を大切にしたい」「お部屋のインテリアになじむデザインがいい」など、ご家庭によって雛人形に求めるスタイルはさまざまです。
衣装の色合いや模様の美しさ、全体の佇まいも、雛人形選びでは大切なポイント。
吉徳では、格式ある伝統柄の衣装から、現代の洋室にもなじむ淡い色合いのデザインまで、多彩なバリエーションが用意されています。
お子さまの健やかな成長を願う気持ちに寄り添った、家族にぴったりの一体をぜひ見つけてみてください。

飾るスペースとサイズ感
七段飾りなどの大型タイプの段飾りは床の間や広めのリビング向け。省スペースなコンパクト飾りや収納式は、出し入れが簡単で毎年気軽に飾りたい方にもおすすめです。
予算と品質のバランス
吉徳の雛人形は数万円〜数十万円と幅広い価格帯があります。
長く大切に飾ることを考えるなら、価格だけでなく品質にも注目したいところ。吉徳なら、幅広い価格帯の中から安心して選べます。
- まずは「お顔」を見比べて、自分たちの気持ちにしっくりくる表情を選ぶ
- 飾る場所の広さや雰囲気(和室・洋室)に合うサイズや色を選ぶ
- 伝統衣装も現代風も、種類豊富な吉徳なら理想の雛人形が見つかりやすい
まとめ|吉徳の雛人形で華やかな初節句を
長い歴史と技術に支えられた吉徳の雛人形は、表情の美しさと高品質な仕立てで、初節句にふさわしい逸品です。
飾る場所やご予算、ご家庭の好みに合わせてぴったりの一体を見つけてください。大切なお子さまの健やかな成長を願う節句の行事が、家族の思い出として心に残るものになりますように。
▶ 吉徳の雛人形一覧を見る
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