「鯉のぼりを飾ってあげたいけど、うちはベランダしかなくて…」そんな方も大丈夫。最近は、ベランダ用に設計された省スペース&簡単設置の鯉のぼりがとても充実しています。
この記事では、節句人形アドバイザーの資格を持つ「人形屋ホンポ」代表・成嶋祐介が、ベランダで鯉のぼりを飾るときのおすすめタイプや、安全に楽しむための固定のコツをやさしく解説します。
鯉のぼりをベランダに飾るメリット
ベランダは、鯉のぼりを手軽に飾れる場所のひとつ。限られたスペースでも飾りやすく、風の影響もほどよく受けやすいという利点があります。
- ポールの組み立てが簡単なタイプが多い
- ベランダの内側に飾れば風の影響を受けにくい
- 室内から鯉のぼりが見えるので記念写真にも◎
- 洗濯物用の物干しなど既存設備を活用できる
屋外にこだわらず、ベランダに鯉のぼりを飾ることで、お子さまの節句を日常に取り入れやすくなります。
さらに、ベランダは日差しが当たりやすいため、晴れた日には鯉のぼりの色がいっそう美しく映えます。風にゆらゆらと泳ぐ姿は、季節の移ろいを感じられる風物詩。近所の方との会話のきっかけになることもありますよ。
鯉のぼりをベランダで上手に飾る固定のコツ
スタンド式ポールで床にしっかり固定
ベランダ床に置く「置き型タイプ」は、スタンド部分に水や砂を入れて重りにする仕組み。移動がしやすく、賃貸住宅でも安心して使えるのがポイントです。
設置後の安定感が高く、風が強い日でも倒れにくいのが特徴。使用しないときは中身を抜いてコンパクトに収納できるため、収納場所が限られるご家庭にもおすすめです。最近では、ベース部分がおしゃれにデザインされたタイプも増えてきています。
手すり固定タイプは省スペース派に◎
手すりやフェンスに取り付ける「クランプ式」は、見た目すっきりでスペースを節約できます。風が強い地域でも安定感があり安心。
ベランダの外側に取り付けることができるため、居住スペースを圧迫せずに飾れるのも魅力。部品を回して締めるだけで取り付けられるタイプが多く、工具不要のものもあるので初心者でも扱いやすいですよ。
吊るすタイプ・小型タイプも選択肢に
物干し竿や手すりに鯉のぼりを直接吊るすタイプは、コンパクトで扱いやすく、限られたスペースにもぴったり。収納場所にも困りません。
小さいお子さまがいるご家庭や、毎年の設置をできるだけ手軽にしたい方には特におすすめ。風が強すぎる日は室内にすぐ取り込めるのも便利です。
【おすすめ商品】コンパクトでも華やか!ベランダ用鯉のぼり
集合住宅のベランダにも最適な取付金具付きの鯉のぼりセット。和の心を表現すべくちりめん素材を使用し、独特の風合いと重厚な色合いに仕上げています。
ベランダ用鯉のぼりのおすすめタイプ
スタンド付きコンパクトセット
手軽に設置できるうえ、デザイン性の高いものも多く、インテリアになじみやすいのが魅力。室内に取り込んで飾ることもできます。
スタンドのベース部分に水や砂を入れて重りにするタイプが主流で、特別な工具がなくても設置できるのがうれしいポイント。最近では、やわらかい色味やちりめん素材など、ナチュラルな雰囲気のデザインも豊富にそろっています。
フェンス固定タイプ(省スペース)
ベランダの手すりにしっかり固定でき、限られたスペースでも鯉のぼりらしさを楽しめるタイプです。
支柱をベランダのフェンスに取り付けることで、床を広く使いたいご家庭にも使いやすい仕様になっています。風をしっかり受けて元気に泳ぐ姿は、見ているだけで気持ちが晴れやかになりますよ。縦に高さが出るので、遠目からも季節感をしっかり演出できます。
吊り下げ式・小さめサイズ
可愛らしいミニ鯉のぼりは、風にゆらゆら揺れる姿が子どもにも大人気。ピンクやグリーンなどカラーバリエーションも豊富です。
物干し竿やS字フックを使って吊るせるため、取り外しも簡単。気軽に楽しみたい方や、お子さまが小さく目が届きやすいサイズ感を求める方におすすめです。コンパクトながらも伝統的な色合いや刺繍が施されたタイプなど、小さくても本格的なつくりのものが多く、長く楽しめます。
設置・お手入れ・収納のポイント
風対策はしっかりと
春は意外と強風の日が多い季節。風が強い日は一時的に巻き上げたり、取り外しておくと安心です。
飾る前・後のケアも大切
- 設置前に手すりや床をきれいに拭く
- 濡れたら陰干ししてしっかり乾かす
- シーズン後は汚れを落として収納、防虫剤や乾燥剤も忘れずに
▼▼鯉のぼりの飾り方・片付け方の詳細はこちら▼▼

まとめ|ベランダでもしっかり楽しめる鯉のぼり
ベランダで鯉のぼりを飾るときは、住まいに合ったサイズや固定方法を選ぶことが大切。コンパクトでも華やかで、安全に楽しめるアイテムがたくさんあります。
固定のコツや設置のポイントをおさえれば、毎年安心して飾ることができます。お子さまの成長を願いながら、家族で楽しい節句のひとときを過ごしてくださいね。


