こんにちは、人形屋ホンポの成嶋です。ネットでお気に入りの雛人形を見つけて購入、到着を心待ちにされていたことでしょう。ですが、届いたダンボールを「飾る日まで開けない」のはNGです!万が一のトラブルに備え、届いたその日に確認すべきポイントをプロの視点で解説します。
1. まずは外箱!配送事故のサインを見逃さない
お荷物が届いたら、はやる気持ちを抑えて、まずは「外箱(ダンボール)」の状態をぐるりと一周確認してください。
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✅ **角潰れや大きな凹みはないか**
✅ **水濡れの跡はないか**
もし外箱に明らかなダメージがある場合、中の商品にも影響が及んでいる可能性があります。これはお店のミスというより、配送中の事故の可能性が高いケースです。
この場合、**開梱前にスマホで外箱の写真を撮っておく**ことが重要です。これが配送業者や販売店へ連絡する際の強力な証拠となり、その後の交換対応がスムーズになります。「中身が無事ならOK」と安易に考えず、外側の異変は即座に記録に残しましょう。
2. 命である「お顔」と衣装の検品
箱を開けたら、まずは主役であるお殿様とお姫様を取り出します。お顔には保護のための白い紙(薄葉紙)が巻かれていますが、これを**必ず一度外して**確認してください。
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✅ **お顔に汚れやヒビはないか**
✅ **衣装の極端なほつれや装飾の外れはないか**
私たち人形屋も出荷前に厳重な検品を行っていますが、輸送中の振動で稀に装飾品が外れてしまうことがあります。特に「お顔」は職人の手描きですので、ネットの写真と微妙に表情が違うと感じることもあるかもしれません。しかし、明らかな汚れや傷がある場合は初期不良の対象です。
保護紙を巻いたまま飾る日まで保管される方が多いのですが、直前になって不備に気づいても、3月3日に間に合わないリスクがあります。「届いたらすぐにお顔を拝見する」のが鉄則です。
3. 小さな部品とお道具の「数確認」
雛人形には、笏(しゃく)や檜扇(ひおうぎ)、冠(かんむり)など、非常に細かな部品が付属しています。これらが**説明書のリスト通りに全て揃っているか**を確認します。
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よくあるお問い合わせが「部品が足りない!」というものですが、実は**梱包材(緩衝材)の中に紛れ込んでいる**ケースが非常に多いのです。プチプチや薄紙を捨てる前に、隙間に小さなパーツが残っていないか、指で探るようにチェックしてください。
特に、お道具セット(雪洞や菱餅など)は箱が分かれていることもあります。全ての箱を開け、中身が揃っていることを確認してから、再度箱にしまうか、そのまま飾る準備を始めましょう。
4. 不備があった時の連絡期限と対応
もし不備が見つかった場合、**いつまでに連絡すれば良いか**ご存知でしょうか?多くのショップでは「商品到着後7日以内」を初期不良の対応期間としています。
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3月3日の前日に初めて箱を開けて不備を見つけても、交換品の手配が間に合わず、ひな祭りを不完全な状態で迎えることになってしまいます。これは私たち販売店としても非常に心苦しい事態です。
人形屋ホンポでは万全のサポート体制を整えていますが、物理的な配送時間はどうしてもかかります。**「届いた日が検品日」**と決めていただき、問題があれば即座にご連絡ください。早めの行動が、安心で楽しい初節句を守ります。
5. 【補足】空き箱は捨てないで!収納のコツ
最後に、検品が終わった後の「空き箱」についてのアドバイスです。ネット通販のダンボールや、お人形が入っていた化粧箱、**これらは絶対に捨てないでください**。
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雛人形は一年のほとんどを箱の中で過ごします。専用の箱は、お人形を湿度や虫から守り、型崩れを防ぐために計算されたサイズになっています。
また、開封時に**「どの部品がどの箱の、どの向きに入っていたか」をスマホで撮影しておく**ことを強くおすすめします。来年片付ける際、「あれ?この部品、どの箱だっけ?」とパズル状態になるのを防げますよ。箱の側面に「お殿様」「雪洞」などとマジックでメモ書きしておくのも、未来の自分への親切です。

